◆乳房の凝りについて 乳房の凝りは、母乳育児がうまくいかない原因のひとつです。 乳房及び周辺組織はとてもデリケートです。 日々、精神的・肉体的なストレスを受けています。緊張状態が続くと肩が凝りますが、肩が凝ると、肩や胸の筋肉の上に載っている乳房も一緒に凝ってしまい、血液の循環が悪くなります。 母乳の材料である血液が乳房に集まらなくなったら、必然的に母乳の分泌量が減ってきます。出てくる母乳も鮮度が落ちて、冷たかったり、しょっぱかったりして、赤ちゃんが好まない母乳になっていきます。

おいしい母乳 おいしくない母乳 色 青みがかった白色 濁った濃い白色 味 あっさりした甘味 くどい味、甘・塩・酸 質感 サラサラ トロトロ・ヌルヌル 温度 あたたかい 冷たい

乳房が凝っている時に、「乳房の基底部マッサージ」を施すと、乳房の奥、胸との間が楽になり、血液の循環が良くなります。血液の循環が良くなると、母乳の分泌も良くなります。 胸が楽になることで、上半身の循環も改善され、胸の奥から沸いてくる温かい母乳を飲ませることができます。新鮮な母乳は、赤ちゃんの胃腸の負担を軽くし、胃腸を丈夫にします。
◆トラブルサイン ・イタイ 乳腺炎 ・ヘンペイ 授乳困難 ・デナイ 分泌不足 ・カンボツ 授乳困難 ・イッパイ 分泌過多 ・オイシクナイ 乳質低下	乳房の基底部マッサージでは、 上記箇所を治療します。

一人で歩けるようになったとき、歩けるということで自信を得て、乳児から幼児へと脱皮し、自立への道を歩み始めます。 できれば、一人で歩けるようになるまで母乳を与えてください。そして、母子ともに体調のいい日に断乳しましょう。 充分に母乳を飲んだ子は、きっぱりと断乳します。

母乳は、水分と固形分に分かれます。断乳後（離乳後）の古い乳汁を乳房内に放置しておくと、水分は再吸収される可能性がありますが、固形分は数年の後に「しこり」として外から触れたり、「しこり」があることによって、女性特有の循環障害の原因になったりするようです。 断乳後には、桶谷式乳房治療手技をおすすめします。 手技を受けて、できるだけ古い乳汁を搾乳しておきましょう。